薪ストーブを焚きだすと、家中が煙臭くなることがあります。
火付け時は、ストーブの全面扉を開けて行うので、多少の煙が室内に戻ってきてしまうのは仕方ありません。しかし、いつまで経っても室内が煙臭い場合は他の原因があります。
僕の失敗談から、どんなケースで室内がいつまでも煙臭いのかまとめてみました。
※記事中のストーブはバーモントキャスティング社:アンコールです。
薪ストーブ 室内の煙の臭い対策
薪ストーブは煙突があります。煙は炎が起こす上昇気流に乗って上に上に向かうので、2階建てのお宅では2階の方が煙のにおいが気になります。我が家もそうでした。いつまでも煙のにおいが抜けないのです。
これは「薪を追加する時に臭いが漏れている」ことが原因でした。薪を追加する際、面倒でも毎回ダンパーを開けないと臭いが戻ってくるんですね!
我が家のアンコールは正面のガラス扉もしくは天面のフタを開けて薪を追加します。
普段は天面のフタを開けて薪を追加しています。このときに、ダンパーを開けて、煙を煙突方向に逃がしてあげないと、上昇気流に乗った煙&臭いが室内に拡散します。
これを繰り返していると、”いつまでも部屋が煙臭い”となります。煙の臭いは慣れてくるものですが、さすがにいつまでも濃度が濃いと頭が痛くなったり体調不良を起こします。
僕も毎シーズン、ストーブの焚き始めの頃は頭が痛くなります。体がストーブの煙の臭いを拒絶しているんですね。
ストーブの機種がアンコールで無い場合も、基本的に煙を煙突に向かわせるノブはあります。同一の操作で室内の臭い対策は取れるはずです。試してみてくださいね。
薪ストーブの煙の量にも注目
薪は適正な温度で燃焼していれば、それほど煙は出ないものです。焚き始めこそ白い煙が出ますが、一般に言われる250℃の安定した燃焼温度に入れば、煙がもうもうと立ち込めることはありません。
それでもあなたのストーブからの煙が多いと感じたら、一度燃焼温度と薪の乾き具合を確認しましょう。
最適な燃焼温度
薪ストーブのメーカーは違っても、「概ね250度前後が最適な燃焼温度ですよ」と言われます。この辺りは”だいたい”なので、300度いったり、250度を下回ったりしますが、何が何でも250度!!ということではありません。
ストーブ1年生の頃はシビアに温度管理しがちですが、薪ストーブの温度も室内温度もそんなにコントロールが効くものではありません。
温度が低いと薪の燃焼が悪く、煙が多く出ます。そして温度が高すぎるとストーブ本体を傷めます。と、最低限これくらいの知識があれば、常識の範囲内でストーブを運転できます。
薪の乾き具合
薪の乾燥は何においても重要です。やはり水分がしっかり残ってしまった薪は燃焼も悪く、無理やり燃やそうとするとストーブを傷めます。水分がストーブ内で気化するわけですから、鋳物の薪ストーブはたまりませんよね。
そのための水分計です。「これだけ乾燥させれば大丈夫」と自信をもってストーブに放り込めるだけの乾燥期間が持てないうちは面倒でも測りましょう。
薪用の水分計 木のどこを測るの?ストーブに適した湿度は何%?
あまり乾燥が進んでいないであろう薪を投入せざるを得ないことも多々あります。そんなときは少しでも薪ストーブのそばで乾燥を促します。
室内の薪置き場のスペースの問題もありますが、我が家ではなるべく2日分の薪をストーブ近くに置くようにしています。
あまりストーブに近すぎると、薪に蓄積された熱でいつ発火するかわかりません。24時間運転で毎日ストーブを焚くようなら、2日分程度のストックが理想です。
さいごに
薪ストーブ使用時の室内の乾燥対策で、洗濯物を室内干しすると思います。そんなときに家中煙臭くては洗濯物にもにおいが付きます。
薪ストーブ運転時の煙の臭いは、焚き方で対策出来ます。臭いの問題は近所迷惑にもなります。順調に250度にもっていけるように正しい焚き方・運転の仕方をマスターしたいですね。
コメント
コメント一覧 (3件)
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