薪ストーブのガラス汚れを簡単に落とす掃除方法と汚れやすい焚き方

薪ストーブの正面ガラスは気を付けて焚いていても汚れます。最初はクリーナーやポリッシュで磨いていた我が家でも、今はもっとお手軽な方法にたどり着きました。

ガラス汚れの落としやすいタイミングと、汚れが付きやすい焚き方もあわせて紹介します。

薪ストーブのガラス汚れ　簡単に落とす掃除方法

このように茶色の煤（すす）やタールがびっしりこびりついたストーブの正面ガラス。みなさんどんな方法で掃除してますか？

専用のクリーナーもありますが、我が家ではキッチンペーパーとストーブ内の灰でサクッとキレイにしちゃってます！

ガラス汚れをキレイにするコツ

一番のコツはガラス（ストーブ）がほんのり温かいうちに掃除することです。

水拭き用と空拭き用のキッチンペーパーを用意します。濡らした方のキッチンペーパーで炉内の灰を付け、ガラスをこすってみてください。驚くほどキレイに落ちます。あとは空拭きすればピッカピカです！

ガラスが熱すぎて、濡れたキッチンペーパーが「ジュッ」となるほどだと危ないですし、ガラスにも良くありません。ヒビが入ったら悲しいですよね。

ティッシュで拭く方も多いようです。しかしティッシュはすぐボロボロになってゴミが出て悲しいんですよね。我が家もキッチンペーパーに変えたら、ボロボロにならずに拭けるようになりました。真っ黒になるので1回で使い捨てですが。

灰の洗浄力は抜群！

ストーブ内の灰は、クリーナーとして抜群の威力を発揮します。これなら市販のガラスクリーナーは必要ありません。多少焦げ付いた部分も、濡らしたキッンペーパーで丁寧にこすれば落ちます。もちろんガラスが温かいうちに。

灰を使うとガラスが傷つく？

僕もガラスの傷は心配でした。灰なんかでゴシゴシ磨いたら傷がつくんじゃないかと。実際に1度灰で拭いてみると、その洗浄力と手軽さの虜になり、もう何年も灰でしか拭いていません。

傷も心配するほど付いていません。傷が付くという記述があるのは、ストーブに使う薪に砂や土が付いていて、それが燃えた後に灰に混ざっていたケースじゃないでしょうか。その灰でガラスを拭いてしまえば、いかに耐火ガラスといえど傷が付くと思います。薪の扱いにも十分注意したいですね。

ガラスクリーナーの方が傷が付きにくい？

ストーブ専用のガラスクリーナーには研磨剤が入っていないため、ガラスに傷がつくことはありません。そのためにガラスクリーナーを推奨する方もいます。ストーブ屋さんでも「灰で十分ですよ～」という方と「ガラスクリーナーを使いましょう」という方がいます。

灰で磨き続けた我が家のアンコールも、今はまだ傷らしい傷は見当たりません。しかし、灰で磨くとガラスのコーティングが剥がれてしまうのでは？？という意見もありますので、この辺りは使ってみないとわからないところです。

薪ストーブのガラスが汚れやすい焚き方

ガラスが汚れやすい焚き方があります。3日も焚けば、ガラスが真っ黒に曇って何も見えない！という場合は確認してみましょう。

薪の乾燥具合

薪の水分量は適正ですか？20%以下（理想は10%以下）と言われる薪の水分量。25%くらいでも仕方なく焚かなければならない場合もありますが、水分量が多いとやはり汚れるペースも早いです。

薪を置く位置

ストーブ内の薪の位置、ガラス寄りになっていませんか？できるだけ薪を奥に設置することを心掛けると、ガラス汚れのペースが落ちます。やはり炎がガラスに触れている時間が長いと汚れも早いですね。

さいごに

ガラスの清掃頻度は、ユーザーによってまちまちだと思います。我が家では3日に1回くらいのペースで掃除しています。やっぱりキレイなガラス越しで炎のゆらめきを眺めたいですからね＾＾

24時間運転でずっとストーブを焚いているようなときはガラス清掃のタイミングがつかめません。そんなときは、ガラス扉を開放しておいて、少し冷めてから掃除するようにしています。ちょっと危ない焚き方ですので、炉内が熾きになってからがガラス拭きがしやすいですよ。