薪ストーブ運転で失敗しがちな「煙の逆流」について、その対策方法を記します。
僕も薪ストーブ1年生の頃は、焚きつけるたびに煙が室内に充満し、それこそ部屋中真っ白になることもありました。
「ストーブってこんなもんか・・・難しいな」そんな思いでストーブ屋さんに相談したところ、意外なポイントが逆流の原因になっていることがわかりました。
薪ストーブ煙が室内への逆流対策
薪ストーブの煙が室内に逆流する原因は大きく2つありました。
- 煙突が温まっていない
(上昇気流が生まれていない) - 室内の換気扇の影響
まず、一番大きな原因は「煙突が温まっていないケース」です。薪ストーブの煙は火の燃焼の上昇気流に乗って煙突から排出されます。
そのため、ストーブが冷えていると煙が上昇せず室内に逆流します。”冷たい空気は温かい空気の下に入り込む性質がある”って、理科の授業で習った気がしますね。
煙が逆流しない焚き付け方法
煙が逆流しない焚き付け方は非常に簡単です!焚き付け前に煙突を温めておけば良いのです。
たとえば着火剤を使って焚き付けをされている場合、十能に火を付けた着火剤を乗せ、ストーブ内の煙突付近を温めてあげます。これだけで随分違います。
その後、通常通りストーブの焚き付けを行ってみてください。煙の逆流が抑えられるはずですよ^^僕もこの方法を知らないうちは、何度も部屋を真っ白くしました。失敗して覚えていくものとはいえ、部屋中煙臭くて家族からは非難ゴーゴーです。煙に関する知識は持っていた方が良いですね。
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➡「薪ストーブ 市販の着火剤の代用となるものと燃やすと危ないもの」
換気扇による煙の逆流
あまり強い影響があるご家庭は少ないようですが、換気扇(キッチンの換気扇や室内の24時間換気扇など)がストーブ煙の逆流原因になることもあるようです。
現代の家づくりは気密性が非常に高く、一か所で排気していると、そこに空気の流れが集中するんですね。煙が煙突に吸い込まれる上昇気流に負けてしまうと、室内の換気扇方向に流れることもあり得ます。
煙の逆流に悩まされている場合は、チェックしてみてください。
さいごに
薪ストーブは焚き方もメンテナンス方法も非常にアナログでコツがいるものです。
僕も焔(ほのお)の揺らめきやじんわりとした温かさにただただ憧れて導入しましたが、その後が大変!薪は想像以上に大量に使いますし、最初は部屋に煙が逆流しテンヤワンヤ。
そんななかで、自分で失敗し学習することで、なんとなくストーブのご機嫌の取り方がわかってくるものです。ストーブを上手に焚けるようになると、毎日の火付けも薪割も楽しくて仕方ないですよ!
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