2年ほど前、栂(ツガ・トガ)、という薪ストーブの燃料としてはあまり馴染みのなかった木材をいただきました。
この木、ケヤキとはまた違った”割りにくさ”があります。斧を弾いてしまうため割れず、ずっと薪棚で乾燥しっぱなしになっていました。
ひょんなことから【スウェーデントーチ】に使えるのでは??と思い立ち、使ってみたところ大成功!!
”頂いても困る木の種類”があるのですが、栂の新たな利用法が見つかりうれしいです。
栂(ツガ・トガ)・針葉樹
松の親戚みたいな木で、松ぼっくりに似た実をつけます。モミの木との区別がつけづらい(葉っぱで見分けるそうです)。枝払いした状態でいただいた為判別できませんでしたが、いただいた木もモミだったかもしれない。。。
栂のスウェーデントーチ
どうですか!この燃えっぷり!!
針葉樹の中でも特に重厚といわれる栂は、マツ科ですがヤニはほとんど出ないそう。たしかに、マツのようにデロデロしたヤニが出て扱いにくい!ということはありませんでした。
油分が少ないと燃えにくいのかな?と思っていましたが、しっかり乾燥した栂は火持ちがよく、しっかり燃えました。↑写真の太さ・長さの丸太で2時間以上この形で燃えていました。乾燥している木は着火も楽です^^
見様見真似で初めて作ってみましたが、どういう原理なのかじっくりと長い時間燃えますね。道の駅にスウェーデントーチを売ってるのをよく見かけますが、「誰が買うんだろ、、、」と思ってました。買うのは僕のような焚き火ファンだったんですね(笑)
トーチの火力の調整はできませんが、フライパンなど調理器具を直接乗せれば焼く・煮る・炒めるなどの料理もできます。
子どもたちに火付けをお願いし、みんな「ふーふー」火起こししながらマシュマロを焼いて楽しんでました。
⇓ミニサイズも作ってみたので使うのが楽しみです♪
スウェーデントーチの作り方はチェンソーで切れ目を入れるだけでした
ネットで調べながら作ってみました。
チェンソーで縦に切れ目を入れるだけなんですが、丸太切りようの刃で切るもので、切断時のチェーンソーの反動(振動)はけっこうあります。ここが注意点ですね。縦斬り用のチェーンもあるので、大量に作る場合は刃を入れ替えたほうが良さそうです。
スウェーデントーチ。最後は崩壊しながら燃え尽きるため、切れ目を末端ギリギリまで入れてしまうのではなく、下から10〜15cmほど残すのが理想のようです。
燃焼時間にもよりますが、このトーチで料理をする場合は燃え尽きるまで鍋などを載せておかないことが安全に使うポイントになりそうです。
トーチへの切れ目の数
十文字(4等分)、6等分、8等分など、いろんなケースを見ましたが、使ってみた感覚では「十文字(4等分)で十分燃えやすい」と感じました。切れ目の数で延長時間も変わりそうです。
1〜2つトーチを作るなら良いですが、大量に作る場合なかなか手に振動が残るので、できれば切れ目は少ないほうがうれしいですね^^;
見た目美しいので8等分にしてみましたが、燃え方は十文字(4等分)でも美しかったですよ✨
斧で割れず、石のような硬さになってしまったケヤキもこういう使い方ができそうです。トーチによく使われるのは杉が多いようですが、我が家にある他の材でもつくってみようかな♪
さいごに
火を見ながらぼーっとする時間って至福ですし、情報過多で脳が疲れ切ってる現代人には必要な時間なんでしょうね。
薪ストーブの薪から、【スウェーデントーチ】という新たな楽しみが生まれ、さらに火を焚く時間が増えそうです^^
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