チェーンソーの目立てに苦労しています。
毎年12月~春先にかけて、薪となる雑木を原木で頂いているので、チェーンソーが活躍します。チェーンソーを使いだした頃よりは扱いは随分上達したはずなんですが、目立てだけはどうもうまくできません。
結局、どうしようもなく切れなくなったらソーチェーンを交換する、という非エコなことしてます。
目立ては難しい・・・刃が切れなくなったら迷わずチェーン交換
チェーンソーの目立ては、知り合いの山師のじいさんに教えてもらったり、講習会に参加したりして、素人なりに研究してきました。
左右のバランスが目で見てわかるほどおかしくなることはなくなりました。しかし、使い続けていると、どこかで素人目立ての無理が出ます。
特にケヤキ等の硬い材質の木を切り続けると、徐々に真っすぐ切れなくなり、、、そして刃が進まなくなります。こうなると大変非効率で、エンジンがうなるばかりで作業が進みません。燃料を捨てているようなものですね。
真っすぐ切れなくなる原因は、目立ての他にガイドバーが曲がっている、そもそも真っすぐにチェーンソーを振り下ろしていないなどの原因がありますが、一番の原因は目立て。
自分では左右バランスよく研いでいるつもりでも、微妙な違いが生まれているんですね。刃にヤスリを当てる角度=30度は、目立てガイドを使って守っています。
ミツトモ製作所 チェーンソー目立てガイド 11729【smtb-s】
最初は、「こんなガイドを使ってちゃ恥ずかしいし、現場でちょいちょい目立てするのにいちいちガイドなんか使えるか!」と思ってました。しかし、知り合いの山師のじいさん先生が、使った方がいいと教えてくれたので、安心して使ってます。それほど30度って大事なんですね。
ガイドを使うようになってからは、左右の刃が、片方だけ先に小さくなっていくということもなくなり、ある程度は自分の目立てでも良く切れるようになりました。
問題はそこからです。
ある程度まで行くと、徐々に素人目立ての影響が出てきます。特に太い原木を玉切りするようなときは影響が顕著で、最後の方で右に曲がったり左に曲がったりして、切り落とすことが困難になります。
通常、右に曲がるようなら\←この向きの刃だけ研ぐ、というようなことで調整すると思いますが、これが非常に難しい!!これくらいの曲がりならどれだけ削る、という勘が働かないからです。削り過ぎれば今度は反対側に曲がります。
これは経験しかありません。しかし、その経験を積むのに、体にかかる負担の辛いこと辛い事。チェーンソーが切れないことのストレスは、使う方ならわかると思います。4kgもあるチェーンソーを2時間も3時間も使い続けるには、「切れる」ことが最低条件なんですね。
どう目立てしても曲がったり止まったりしてしまうときは、いっそソーチェーンを新しく買えた方が効率が良いことに気付きました。
新品のソーチェーンの切れる事切れる事^^
上記写真のように、刃がまだ残っている状態です。プロは刃がよっぽど小さくならないと交換しないそうですが、僕には限界でした。ここでがんばって目立てによる調整を続けるより、刃を変えてしまった方が生産性は数倍です。そして腰への負担は大きく減ります。
目立てはできた方が当然良いのですが、体を壊しては意味がありません。あと10年は薪を自己調達したいと思っています。非エコではありますが、自分の目立てでは対処できなくなったらスマートにソーチェーン交換と行きましょう。
ネットの情報では「一回の目立てで歯をヤスリで4、5回研ぐ」というような記述を見かけますが、僕は山師に「2回ほどこすってやって、粉(チェーンソーの鉄粉)がでるようなら削れている」と教わりました。ヤスリの回数が多いほど、素人にとっては不安定要素(削り過ぎ)が増えますので、できるだけ少ない回数にしたいですね。
このあたりはチェーンソーをお使いのみなさんのご意見を頂戴したいところです。また、おすすめの目立て方法、素人でも安全安心に目立てするコツ等あれば、ぜひご教授くださいませm(_ _)m
さいごに
チェーンソーの目立ては、いつちゃんとできるようになるんでしょうか。実践あるのみ!とはわかっていますが、なかなか最後までソーチェーンを使えないと凹みますね。
世の中にはドリルを使って目立てをする方法もあるみたいですが、現場にドリルを持ち込むのは現実的じゃないですよね。バランスよく目立てするのがヤスリより難しそうですし。
目立て職人への道は果てしなく遠いですorz
コメント
コメント一覧 (6件)
キマルバイスでうまく目立てができるようになりました。
開発者のブログを読むと目立てのポイントがわかります。
キマルバイス・・・
初めて聞いた名前だったので検索してみました。http://kimaru-giken.com/
目立ての角度がガッチリ決まる製品なんですね。
これなら素人の私でも左右の刃の角度が違う~ということになりにくそうです。
試してみますね!有用な情報ありがとうございます!!
刃砥ぎは難しい と思っている人、経験が足らないだけです。刃を砥ぎ進むと、最後は刃先が三角形になります。これまで砥ぐと快感すら覚えます。(私は刃先が三角形で使えなくなったソーチェインを道具箱に入れてあり、時々眺めては、にやにやしています。)この快感を最低でも2度~3度味わうくらい木を切れば、必然的に刃砥ぎのプロになります。刃を砥いだ時は、刃の前に有る突起(名前は忘れた)も砥ぐことを忘れると切れ味が落ちます。突起を少し多めに削ると、最高の切れ味になりますよ。お試しあれ。
コメントありがとうございます!
やはり経験ですか。年間で薪造りの時にしかチェンソーを使わないので、どうしても研ぐ感覚が身につきません。三角形の刃先目指してもうちょっと経験積んでみますね!アドバイスありがとうございました^^
一度プロに教えてもらうと意外と目からウロコが落ちて、素人の壁を超えることがあります。プロでなくてもチェンソー仲間を増やしてみてもらうのも良いかもしれませんね。
コメントありがとうございますm(__)m
目立てに関して、何度かプロのアドバイスを受けたのですが、目立ての感覚を自分のものにするのが難しく、斜めに切れるくらいならソーチェーン交換したほうがいいや、となってました^^;
チェーンソー仲間いいですね!地元にそんな仲間がほしいです^^目立ても、仲間と少しずつ上達していきたいです。