薪ストーブで松を安全に燃やす方法と焚いてみて困った問題

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薪ストーブで松などの油分の多い針葉樹も燃やせることは、すでに常識となりつつあります。未だに「松はダメだ」という方もいますが、ちゃんとヤニ抜きすればストーブで焚ける!という情報を得て実践してみました。

実際に焚いてみると、「なーんだ、心配するほどじゃないじゃん」となりますよ^^

目次

薪ストーブで松を安全に燃やす方法

冒頭でも書きましたが、松は「ヤニ抜き」をすれば、問題なく薪ストーブで焚けることがわかりました。僕が実践したヤニ抜きの方法は以下の通り。

1.1年ほど松を雨ざらし

2.もう1年ほど雨に濡れない環境で乾燥

伐採からストーブで焚くまでに2年かけています。2年は置こうと思ったわけでは無く、なんとなく使いそびれて2年経ってしまっただけです。ですので、1年の段階で十分使えたのかもしれませんね。

上記が2年経った松(&雑木)です。あんなに重かった松もスカスカで軽い軽い^^手に付くようなヤニもありません。伐採直後の松は、ヤニがチェンソーや手に付いて非常に扱いづらいんですよね。2年でこうもヤニ抜きができるものなんですね。

松はどうして燃やしてはいけないと言われてきたの?

ひとつ疑問が湧きました。そもそも松を薪ストーブで焚くのはNGと言われてきましたが、理由はなんでしょう?気になったので調べてみました。

  • 油分が多く、燃焼温度が高い為ストーブ炒める
  • 針葉樹はスス・タールが煙突に溜まりやすい

どうやら上記2点が主な理由で、薪ストーブに松はNGと言われてきたようです。実際に松を焚いてみてわかったのですが、たしかにストーブがすぐ高温になります。火付きが良いんですね。それで空気量をしぼってしまうと、今度は正面扉のガラスがすぐ黒くなります。

ただ、大量に投入しなければ、高温になりすぎて困るという状態にはなりません。要は焚き方で解決できる問題ですね。広葉樹と一緒に焚くのがポイントかと思います。松に限らす針葉樹は、乾いていると本当に焚き付けとして優秀ですもんね。

また、スス・タールが煙突に溜まりやすい問題も、ストーブ屋さん曰く、しっかり乾燥させた松などを焚いて、且つ毎年煙突掃除をすれば問題ない。とのことでした。我が家では基本的に毎年プロの煙突掃除を頼んでいます。松を焚いたことで煙突に異常があれば、発見してもらえるので、この点も安心です。

薪ストーブで松を燃やして困ったこと

松などの針葉樹を焚くと、火持ちが良くないせいかすぐに追加投入が必要です。そうすると出てくる問題が「灰処理」。松を焚くようになって灰処理の回数が増えました。この寒空の下、外まで灰取り缶を持ちに行くことの億劫さといったら、、、

灰の処理回数が増えたことだけは想定外でした。

さいごに

「ストーブで焚ける」とは聞いていた松。やっと実際に焚いてみることができました。ヤニ抜きをしっかりして、あまり火持ちを期待しなければ、薪として(主に焚き付けとして)優秀な材になるんじゃないでしょうか。

玉切りする時のチェンソーの汚れを考えると、あまり積極的にいただきたい材ではありません。しかし、なんでも燃やせるストーブですから、また松を頂く機会があれば、今回の経験が活きますね。なんでも自分でやってみないとわからないものです。

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