ストーブの薪を自分で作るようになると必要になるチェーンソー。チェンーソーは国産・外国産合わせるとたくさんのメーカー・モデルがあり、選定に迷います。
チェーンソー初心者はどうしてもデザインのカッコいい海外メーカー製に気持ちが傾きがちですが、チェーンソー選びはデザインよりも注意したい基準があります。
初心者チェーンソーの選び方:サイズと重量が大切
ハスクバーナにスティール、いかにも海外製!といったスタイリッシュなデザインで目を引きます。もちろん、こういった歴史のある海外老舗ブランドを選ぶのも間違いではありません。
下記のポイントをよくよく考えて、自分の用途と体力に合ったチェーンソー選びをおすすめします。
チェーンソーのサイズは適正?
薪づくりに適したチェーンソーのサイズがあります。原木で薪をもらうにしても、大木ならまだしも、直径20~30cmほどの木を入手するはずです。この直径に対して1回で切り落とせるほどのガイドバーサイズがあった方が扱いやすいのです。
このガイドバーサイズは様々ありますが、小回りが利くからとあまり短いものを選んでしまうと、何度もチェーンソーを操作することになり疲れます。チェーンソーのエンジン振動は手にも良くありませんしね。
薪づくりには概ね30~35cmサイズのガイドバーサイズが適していると言われています。
チェーンソーの重量で効率が変わる
次に気を付けたいのがチェーンソーの重量です。あまり重視する向きはありませんが、この重量が500g違うだけでも手の疲れは変わってきます。エンジンの振動を抑え、キックバック等に備えるため力強くチェーンソーを握るわけですが、重いほど疲れるのは想像に難しくないですね。
重量は排気量によって変わってきます。エンジンの排気量が大きいほどエンジンサイズもあがりますので重量が増えます。排気量がほぼ同じでもメーカーやモデルによってチェーンソーの重量はバラつきがあります。
薪づくりにおいてチェーンソー仕事は、30分で終わることは無いでしょう。一度使い始めたら燃料が終わるまで使うこともしばしば、そこで響いてくるのがチェーンソーの重量です。
薪づくり用チェーンソーの排気量
薪用チェーンソーの排気量は35cc程度が望ましいとされています。排気量が多いほど力があるのは車と一緒です。硬さも水分も様々な木々をひとつのチェーンソーで切るのですから、ある程度の排気量は必要になりますね。
重量で比較する薪づくり用人気チェーンソー
35cc前後の排気量を持ったチェーンソーは概ね4kgほどの重量があります。この重量が4kgなのか、4.7kgなのかで随分腕や肩への負担が変わってきます。ホビー用(薪づくり用)として人気のチェーンソーの重量を見てみましょう。
比較条件は以下の通り
- ガイドバー:35cm程度
- 排気量:約35cc以上
STIHL(スチール):MS 211 C-BE
質量:4.6kg
Husqvarna(ハスクバーナ):135e
ハスクバーナ エンジン式ホビー・ソー 135e [ガイドバー35cmRT (14インチ)][チェン91VXL]
質量:4.6kg
やまびこ(エコー):GC351
エンジンチェーンソー GC351 ガイドバー35cm Lスタート チェンタイプ91VG-52E やまびこ/ECHO/共立【新品】【成田店】
質量:4.0kg
チェーンソー初心者の僕が選んだモデルは
僕が選んだチェーンソーは上記でも紹介しているやまびこ/エコーのGC351(4.0kg)になります。重さが重要という認識がなければ、迷わずかっこいい海外製メーカーに走っていたでしょう。実際にSTIHL(スチール)の展示即売会にも行ったんですが、かっこいいんですよね~本当に。
僕はチェーンソー選定のアドバイスをもらえる山師の師匠がいたのは幸運でした。ホームセンターにチェーンソーを買いに行った時も、スタッフのおっちゃんが「俺もこれ使ってる~、調子いいよ^^」とGC351に太鼓判を押してくれました。
数百グラムの違いをものともしない屈強な方はどんなチェーンソーも選べます。しかし、僕のように貧弱な腕の持ち主は、できるだけ軽いものを選びたいですね。長い付き合になるチェーンソーですから、扱いやすい重さであることも、重要視すべきです。とは言っても4kgってけっこう腕に来る重さです。。。
さいごに
海外メーカーと国産メーカーで、チェーンソーの能力にそれほど違いがあるとは思えません。我が家にいつも薪を提供してくれる支障木伐採チームの山師の方々も、手には「shindaiwa」や「makita」などの国産プロモデルの名が並びます。
もちろんスチールやハスクバーナを使われる方も多いです。どんなモデルが自分の体型や使い方に合っているか熟知しているからこそ、合ったものを選べるんですね。
初心者はチェーンソー選びで失敗しないよう、デザインだけで選ぶことの無いように「安全・安心」に末永く使えるものを選びたいですね。
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