薪ストーブの導入に向いている人、向いていない人。使い続けられる人はどんな人?

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薪ストーブを導入したものの、数年で使わなくなってしまうお宅があります。色んな事情があるのでしょうが、薪ストーブを使い続けられない人、いわゆる「向いている人、向いていない人」とはどういったタイプでしょうか。

ある意味、導入デメリットの方が多い薪ストーブですが、末永く使っていくにあたって、ある程度の覚悟は必要になります。

目次

薪ストーブの導入に向いていない人

薪ストーブ運用がいづれ苦しくなるだろうな、という人の例を挙げてみましょう。下記の例は表裏一体ですので、向いているタイプ≠向いていないタイプということで読み進めていただければと思います。

家族の理解・協力が得られない人

薪ストーブは一家の暖房機です。焚くのも薪を集めるのもあなたで、使うのは家族みんな。これでは疲弊していくだけです。焚き付けや灰の処理、また薪運びなど、家族の協力があってこそ薪ストーブを楽しく運用出来ます。

ですので、家族の反対を押し切って薪ストーブを導入してしまうと、後々の運用に無理が出てきますね。薪関係は体力も使いますし、管理がシビアですから本当に大変です。「こんなはずではなかった!」というケースがほとんどですので、家族が薪ストーブに前向きかどうかは最重要になります。

せっかちな人

薪ストーブの部屋の暖まり方は、エアコン。ファンヒーターと違い大変穏やかです。家中暖めることも可能な薪ストーブですが、そういった運転方法をマスターするのにはやはり経験が必要。「ちっとも暖まらない」「朝の忙しい時間にさっさと暖まりたい」というせっかちな人には不向きです。

焚き付け時、どんなに上手に焚きだしても1時間ほどは暖まってきません。家中をいつでも温めておきたければ、常に焚き続ける薪量と、火の管理が必要です。「マメな人」でなければ薪ストーブをメインの暖房として使うのは難しいでしょう。

虫が嫌いな人

薪に虫が付くのは必然です。買った薪でも虫が全く居ないというものは無いでしょう。

僕は薪は自分で用意していますが、野ざらしのため虫の宝庫です。ハチやムカデなどの危険な虫が飛び出すこともありますので、虫関係が苦手な人には薪ストーブシーズンは恐怖の連続でしょう。クモも多い為、家の中がクモの巣だらけになります。

ホコリが苦手な人

虫と共にホコリも大量に出ます。薪の樹皮が粉になって落ちるし、薪ストーブからはどうしても灰が飛び散ります。けっこうすごい量の灰・ススが煙突周りに溜まってきます。

薪ストーブをキレイに使おうと思っていると、その汚れっぷりに驚愕するでしょう。アナログでシンプルな構造の薪ストーブですから、使い方も「焚く」くらいのシンプルなことしかできません。(火はあらゆる料理に使えます)

乾燥が苦手な人

薪ストーブの乾燥力はすさまじく、特に2階建て構造の家では2階がカラカラに乾燥することになります。対策として洗濯物を部屋干しすることになりますが、これはこれで大変です。

乾燥は対策しないと風邪を引いたり肌が荒れたりします。薪ストーブの導入と乾燥対策は同時進行ですね。電気式の加湿器をガンガン入れてしまうと、せっかく薪ストーブで浮いたエアコンの電気代を消費してしまいますので、洗濯物+電気の要らない加湿器などがおすすめです。

薪ストーブの乾燥対策 電気を使わない加湿器が経済的でおすすめ

薪づくりに時間をかけられない人

薪を自分で用意する方に限りますが、薪づくりは非常に体力も時間も必要です。「いい運動だ」と思って出来るような方で無いと、ただの辛い作業になります。

薪になる木を原木のような状態でもらえるにしても、もらってすぐに処理しないと、カチカチになって割れなくなってしまう種類の木もあります。休日を薪割りに充てられるフレキシブルな生活をしていないと、なかなか薪づくりは進みません。

薪を買うことになると、暖房費は跳ね上がります。できるだけ薪を無料で手に入れたいと思うのは誰しもが感じるところでしょう。ただ、そこには薪づくりという作業が付帯してくるのを忘れてはいけません。

1シーズン分の薪代の試算
薪ストーブの薪の消費量 シーズンで必要なストック量と薪代

 そもそも薪ストーブが好きでない人

「薪ストーブを勧められたから入れた」という方も続かない傾向があると思います。新築の際に施工業者に勧められた、使っている友達が勧めてきた、、、などの理由でなんとなく薪ストーブを導入してしまうケースですね。

実際に薪ストーブを入れてみて、「こんなにすばらしいのか!」と目覚めることも十分あるとおもいますが、色々面倒な薪ストーブを楽しめるかどうかが、使い続けるカギになります。

さいごに

炎の揺らめきや薪ストーブ料理に憧れて薪ストーブ導入を検討されているあなたに、「本当に薪ストーブを使い続けられますか?」と投げかけてみました(笑)

脅かすわけでは無いですが、薪ストーブは面倒臭い!だが面白い!!

この”面白い”の部分が勝っていないと、薪ストーブの運用が辛いものになります。性格的なところも大きいんですね。もちろん薪をもらえたり、薪置き場のスペースが十分に確保できる、なども問題も絡んできます。

薪ストーブの導入には割と「覚悟」がいる事が分かって頂けましたでしょうか?

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