私、キャンプやらないんですが、ファイヤーサイドのカタログを見るたびに屋外用の薪ストーブ「Ozpig(オージーピッグ)」が気になってました。こりゃ家族で楽しめるな、と。
そしたらタイミングよく、よく出かけるストーブ屋さんでOzpigのデモ・イベントをやるというではありませんか!!「レンタルも可能」とのことだったので、一度様子を見に行ったのが運の尽きでした。
しっかり重いOzipg。おもちゃのようなストーブと思いきや造りは本格的
Ozpig、金額からしておもちゃみたいなモノかな?と思ってました。キャンプ用のテントの中で使える様な小型ストーブって、かなりお高いので^^;
で、ストーブ屋さんのイベントでいろいろ見聞きしてみると、なかなか使い勝手の良さそうな工夫がされており、同様の屋外用ストーブよりも我が家向き(金額的に)かなと思いました。
「メンテがわりと楽そう」「収納にも困らなさそう」という点は高ポイントでしたが、決めては子供の目がキラッキラだったこと(笑)やっぱり男の子って火遊び好きですよね〜。
オプションもいろいろあって、大人の遊び道具としても秀逸です。
足と煙突はバラしてOzpig本体の中に収納でき、片付けのスペースもさほど取りません。専用バッグがついてましたが、基本的なセットは、このバッグの中に入れて管理できそうです。
見た感じ軟弱そうですが(足とか特に)、総重量:18.63kg。腰やっちゃいます。。。
焚き火ツールとしてはちょっと力不足・・・かな?
これがあれば冬場も外で暖を取れるかも?!
と思ってましたが、庭でガンガン薪をくべても、それほど暖かくありません。ストーブ屋さんも言ってましたが、「焚き火と比較すると、暖かくない」という感じですね。しっかり着込めは、冬場も外でOzpigで煮炊きできるかも、といった感触です。
そうはいっても炉の中では火が燃えたぎってるわけですから、暖かい日にはOzpigの側にいられないほどの熱は感じます。
取説にもありますが、Ozpigの炉内の薪量はあまり満杯だと危険なようです。煙突から火がでます^^;煙突のトップがちょうど目の高さなので怖いですし、何より火災が怖い!!
まぁ外での調理用途で使った方が安全でしょうね。お湯沸かすだけでも楽しいので(笑)
入る薪のサイズは30cmくらい
いえの薪ストーブの焚きつけ用に割ってあった杉が30cmくらいで、Ozpigに放り込むのにちょうど良いサイズかと思いました。
Ozpigは薪ストーブ:アンコールのように二次燃焼がない分、薪の消費は激しいので、ピザのように長時間調理する場合の薪量は相応なものかと思います。
Ozpigの足の高さは二段階に調整できるのですが、正面の蓋が子供の顔の位置に来ることもあり、火の粉がパチパチと飛んでくるのは危険だなと感じました。
薪ストーブもそうですが、火を起こす際は火吹き棒があると便利ですね!火吹き棒で煽ってやれば、着火剤要らずでその辺の落ち葉だけで杉に着火できました。
煙はやっぱり相当出る
ストーブとは言っても薪を燃やせば相当量の煙が出ます。
ただ、煙突があるのでOZpigの正面の蓋を閉めてしまえば煙のほとんどは煙突からでます。焚き火と違って目に煙が入ることがないのは本当に扱いやすいなと思いました。
煙の量は、熾(おき)になってしまえば煙の量もだいぶ落ち着くのですが、庭での焚き火用に薪をガンガンくべる使い方は住宅街では無理でしょう。
Ozpigをご近所に迷惑をかけずに使う方法があるとすれば、最初から炭で火を起こして、薪などを使わない手ですね。これならバーベキューと同じ感覚です。煙突からもくもくの煙が見られないのは寂しいですが、Ozpigの煙のせいでご近所さんとモメたとあっては、せっかくの楽しみも「買わなきゃよかった!」になってしまいます。
- 野焼きがある地域だから良い
- 田舎だから良い
- みんなやってるから良い
といったように、「自分さえよければ」という感覚で”におい・煙・灰・煤”を出すものを導入してしまうと、必ずモメますからね。「良いかどうかの判断基準」は他人が持っていることは十分に理解し、導入検討したいですよね。
自宅の庭でこれだけの煙を出せる私の環境は、かなり特殊ですね。
Ozpigでピザを焼いてみた
Ozpigの梱包箱をみると、どうもピザを焼くためのオプション品があるみたい。ストーブの天板をオーブンにするためのカップ(蓋??)みたいなものがあるんでしょうか。
とりあえず我が家にはなかったので、アルミホイルで即席蓋を作ったものの、まったく効果なく撃沈。。。そうだ!と思いついてダッチオーブンの蓋を使ったところ、うまいことストーブの温度がピザ全体に回るようになりました。
↓
まぁでもこれだと、ダッチオーブンの蓋にピザ用のとこけるチーズが付きまくって掃除が大変だったんですけど・・・^^;
いずれにせよ難しいのは火加減でした。
今回は10枚ほどピザを焼いたんですが、火力が強いとピザがこげるし、火が弱いといつまでもチーズが溶けてこない・・・。あぁ、薪ストーブでのピザ焼きもこんなだったなーと思いながら、しっかり薪を熾(おき)にしてから焼いたところいい感じに火が通りました!
Ozpigの煙突には「ダンパー」がついており、簡易的に煙突を閉めることで、熱をOzpigの炉内から逃さず調理することができる機能があります。
薪ストーブの炉内で焼くピザと違い、パンの部分がカリカリになっておいしかった。薪ストーブの炉内で焼く時はどうしても熾のにおい?がピザにつくんですが、今回のOzpigはそんなこともなく、”香ばしい焼き立てのピザ”そのものでした。ピザパーティーを主催できるレベルです-_-b
控えめに言ってサイコーです。
早く専用のピザカップ(?)を買おう。
また一つ家族が集まる理由ができてうれしい
Ozpig。買えば4万ほどする贅沢なおもちゃですが、子供が喜んで、じーちゃんばーちゃんを呼んだりしながら家族で火を囲めるコミュニケーションツールですよね。
ストーブ屋さんの話では、キャンパーの間でも話題になっているんだとか。日本での代理店輸入が正式に始まったばかりらしいので、キャンプ場に持ち込めば注目の的でしょうね^^かわいらしいのに楽しみ方たくさんの屋外用薪ストーブ。人気が出そうです!
オプションのスモークセットと肉の丸焼きセットは欲しいなぁ^^
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