薪ストーブの導入にあたって、煙の臭いや、薪燃焼時の二酸化炭素の問題が気になりますよね。僕も薪ストーブを入れる際に、環境問題には非常に気を使いました。
薪ストーブ導入時に、公害・環境問題に対し相談に乗ってくれた我が家の設計士さんやストーブ屋オーナーとのやりとりを紹介します。ご参考に!
薪ストーブの二酸化炭素は地球温暖化に影響小?
薪ストーブから出る二酸化炭素について、我が家を担当してくれた設計士さんがこんな話をしてくれました。
「薪ストーブは、木が生きている間に溜めた酸素を燃やして二酸化炭素を出すから、プラマイゼロなんですよ」と。要するに二酸化炭素を増やすわけじゃないんだとの説明です。
これには目からウロコが落ちました。薪ストーブは、木を燃やして地球上の二酸化炭素を増やすばかりだと思っていたので。。。
海外から輸入した木材を日本で燃やすと、日本の二酸化炭素は増えます。との説明もありました。たしかにその通りで、地球規模で言えば±ゼロかもしれませんが、やはり薪は地産地消がベストなんでしょうね。
二酸化炭素は本当に温暖化の原因?
二酸化炭素が地球温暖化の原因になりうる。ということは、小学生の頃から漠然とインプットされてきました。しかし、実際のところ二酸化炭素が地球温暖化に直接的に結びつくという根拠は未だ示されていません。2017年の現在、本当のところはまだ解明されていないようです。
しかし、二酸化炭素が温暖化に関係なかったとしても、大量に排出るすることにメリットはありません。空気中の二酸化炭素の濃度が上がると、人体に影響(酸欠状態)が出ることは知られています。
薪ストーブの臭いは公害になる?
薪ストーブを焚くことで「におい」という問題は避けて通れません。においは公害のひとつで裁判沙汰になることもしばしば。薪ストーブの煙は煙突を通って近所に飛散するわけだから、かなり慎重ににおい問題についても考慮しないと「薪ストーブを導入したけど、近所からにおいの苦情があり焚けない」という悲しい事態になりそうです。
ストーブ屋さんの話では、「近所の薪ストーブの臭いに悩まされている。薪ストーブの使用を止めさせたい」といった相談が持ち込まれることも増えたそうです。臭いは生活に根差した深い問題ですから ”知らなかった”、”こんなはずじゃなかった”とならないよう、事前にしっかりストーブを研究したいですね。
さいごに
薪ストーブは生活環境への影響が良い意味でも悪い意味でも多いものです。暖房器具としての性能は高いのですが、臭いや灰の処理、燃料となる薪の調達と、長く運用するために、導入時に考えておかなければならない問題がたくさんあります。
家の施工業者やストーブ屋さんは薪ストーブの導入を進めてくると思いますが、導入のデメリットもしっかり考えてから「本当に長く運用できるのか」結論を出したいですね。
”数年使って後は家のオブジェ”では、あまりにも高くつきます。
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