薪ストーブによる部屋の乾燥は、いわば宿命です。
薪ストーブ1年目の冬は、「薪ストーブはこんなにも乾燥するものなのか!」と驚愕の越冬でした。それまで石油ファンヒーターで暖を取っていた我が家でも乾燥対策は最重要課題となり、いろんな加湿方法を調査し、なかなか良いものを見つけましたので紹介しますね^^
薪ストーブの乾燥対策 おすすめの加湿器
ミクニ ミスティツリー(グリーン) U900-01 電気を使わないエコ加湿
電気を使わずに、水を自然蒸発させるタイプの加湿器です。まさにエコなんですが、さすがに電気式と同等の加湿能力はありません。しかし、一晩でタンクに貯めたけっこうな量の水が減っているので、就寝中の喉を潤すくらいなら十分かと感じています。
こういった、ペーパー系(?)のエコ加湿器は以前から話題にはなっていましたが、気休め程度の加湿能力しかないなどと言われ、なかなか浸透していなかったみたいです。
しかし、このミスティツリークラスの大きさならば、効果が肌で感じられます。公式サイトによると、条件により1時間で100ccの気化能力が謳われています。なかなかデザインもかわいくて部屋のオブジェにもなりそうですね^^
構造上の問題が1点
具合良く使っているミスティツリーですが、困った点が1点あります。それは、気化しきれなかった水分が、中間の受け皿に溜まるのですが、これがけっこうな量です。使い方にもよりますが、2日に1回は受け皿に溜まった水を捨てないと溢れます。
僕は最初にこのような状態になることを知らずにガンガン水を足していましたので、フローリングにまで水がこぼれてしまいました。こういった注意点は取説にも大きく載せて欲しいですね。
「ミスティツリーはこういうものだ」と知っていれば、欠点でも何でもありません。ツリーの部分が大きく、中間の受け皿が小さいので、水がいっぱい溜まってから捨てるのは難しいです。水捨て場まで運ぶ間にこぼしてしまいます。
電気式加湿器よりホントにお得?
上記で紹介のミスティツリー、エコとはいっても本体が1万円ほどします。電気式の加湿器を使うより本当にお得になるのかな?と思って計算してみました。
電気式の加湿器は能力にもよりますが、1時間当たりの電気代6円ほど(スチーム式の場合)。1日にどれくらい使うかにもよりますが10時間/日として60円。ひと月に約1,800円ですね。ストーブを焚く11月~4月まで加湿器を使い続けると、概算で10,800円。
かたやミスティツリーが1万円ほど、と電気式加湿器を使ったときとほぼ同額になってしまいます。ミスティツリーで電気代は節約になりますが、導入コストはかかる計算になりますね。
ミスティツリーは1シーズンごとのフィルター(緑の葉っぱ部分)交換が推奨されています。そしてこのフィルターが高い!約6,000円です(笑)まぁ抗菌やらデザイン性やらで高くなっているんでしょうが、ランニングコストを考えると、対電気式加湿器で、2年目からようやく4,000円程度のお得、となりそうです。
買い!ととるか、それなら電気式でいいや・・・ととるか意見が分かれそうなラインですね^^;まぁでも僕はこのかわいらしいデザインだけでも、部屋にあってよかったなぁと思います。思うようにしてます(笑)交換用フィルターがもっとお安くなってくることを願っています!!
さいごに
薪ストーブの乾燥対策と言えば、洗濯物の部屋干しですね。これ、かなり効果があって良いのですが、いかんせん湿気が行き渡るのが主に洗濯物を干している部屋だけなんですよね。
寝室に干せば寝ている間に水分が蒸発し、加湿効果は見込めるはずですが、我が家では寝室とは別の場所に部屋干ししています。そうなると、寝ている間の喉の乾燥は避けられず、「ストーブを焚きだすと体調崩すね~」と毎年言っていました。
結局乾燥に耐えられず、加湿機能付きの空気清浄機を買ったものの、電気代が思いの外かかる!!それで探したのがエコ加湿器でした。効果も「ほんのり」という感じですが、今のところ満足しています。見た目もgoodですからね^^
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